インディアナ州での運転免許申請について   2006.07.12 改訂
2001年のテロによる影響で厳しくなった免許申請も、全米的に法改正がある程度定着してきたように思います。ご主人の海外赴任でついていらした方が多いと思いますが、妻は一般的に手続きをふまないとソーシャルセキュリティナンバー(以下SSN)を取得できません。運転免許証を発行してもらうためにはSSNが必要になりましたが、ソーシャルセキュリティを取得できない外国人のための救済措置も設けられています。
2005年8月に発表された『リアルID法』など、新申請者の方にとって見放せない状況が続くと思いますが、頑張って取得して欲しいなと心から思っています。
ちなみに、インディアナで親切なブランチはHamilton CountyのCamel、Fishersだそうで、私もCamelに行ったことがありますが、とても親切でしたよ。実際にご利用になられた方から一番評判がよかったのもココでした。
はじめに
筆記試験時の辞書や電子辞書の持ち込みは不可
筆記試験に通訳をつけることは可能ですが、BMVで認定された通訳のみになります。ただし、路上テストの際は許可されませんのでご注意を。また、辞書や電子辞典の使用は許可されなくなりました。
2006年初秋から日本語筆記試験導入予定
『日本語筆記試験があった時期もあった』と言われたインディですが、私が渡米した2001年、また、少なくとも1997年頃は既になかったと思います。しかし、ミッチ・ダニエルス インディアナ州知事のお力添えで、2006年07月現在、『日本語版インディアナ州運転者マニュアル』が設けられ、BMVのウェブサイト
 http://www.in.gov/bmv/driverlicense/manual/
で見れるようになりました。今まで英語のマニュアルしかなかったので、私も取得時は高校生のように辞書をひきひき勉強しましたが(!)、日本語で情報が取れるようになったことは本当に嬉しいことだと思います。なお、日本語筆記試験の導入は2006年初秋の予定。それまでは従来どおり英語の筆記試験のみのようですが、これからインディアナへ赴任される方にとっては朗報ですよね!秋以降の渡米なら赴任前にウェブサイトで日本語マニュアルを取得して頑張って勉強し、渡米後すぐに“日本語筆記試験で仮免取得”っていう夢のような筋書きも!かくいう私は...逃げまくって、取得に1年かかりましたっけ(^_^;)...えへへ。
日本の運転免許
インディアナ州の州法で『外国の運転免許証は身分証明書、証明書として効力を発揮しない。』とされています。ですので、免許申請時の証明書類としてはもちろん、お酒やタバコを買ったりするときの身分証明書としてもダメです。ですので、インディアナ州の免許(仮免許も有効)を取らない期間はパスポートが身分証明書になります。
国際免許について
日本はジュネーブ条約締結国ですので、国際免許の有効期間は1年間。ただし、インディアナで運転する時は『国際免許証と日本の免許証を常時携帯していなくてはならない』と州法で定められています。なお、インディアナ州で国際免許を発行してもらう場合(インディアナ州での免許取得者)、AAAでの発行になります。
申請費用
BMV Fees』によると、2006年01月現在の免許申請費用は
 ・仮免許(Learner Permit):$9
   Motorcycle(オートバイ)も同じ
 ・運転免許(Operator License)〜6年有効:$21
   ちなみにカテゴリーの“Probationary”.とは、保護観察期間(執行猶予期間)という意味。
   Motorcycle(オートバイ)も同じ
60日ルール
私たちのようにINS(移民管理局)ドキュメントを提出しての申請移民者の場合、『仮免許申請から始めなくてはならない』と州法で定められています。仮免許は下記の必要な書類を免許申請所(インディアナ州ではBMV)に提出して申請し、筆記試験に合格すると出ます。また、正規の運転免許証を受け取るためには仮免許が出た後に実地試験(路上テスト)を受けなくてはなりませんが、アメリカ国民とは別に外国からの滞在者の場合、州法で『
インディアナ州の運転免許を申請する資格を得るまで、少なくとも60日待たなくてはならない』と定められています。
Central Verification Process (CVP)の導入
Frequently Asked Questions』によると、ソーシャルセキュリティを取得できない外国人のために、ソーシャルセキュリティの証明なしで運転免許証(およびインディアナ州ID)を発行するというシステムが導入されました。申請方法は普通の運転免許証と変わりませんが、外国人の場合、イミグレーションステータスを提示することでソーシャルセキュリティ証明なしでも州の運転免許申請が可能です。ただし、このシステムを導入しているかどうかは各免許事務所によりますので、事前に電話確認が必要だそうです。
・Individuals with questions may call (317) 233-6000 and choose option 2
リアルID法
2005年05月、『リアルID法』をアメリカ連邦局が発表しました。これは『各州の運転免許の有効期限を合法的機関にあわせ、それを越えているものはIDとして認められない』というもの。アメリカ側は3年以内である2008年までに発給予定としています。現在はまだ法案規定の考査中で、アメリカ側の提示では「合法期間は『I-94』にあわせる」.としていますが、日本側は「『I-94』では免許認定期間が短くなり、ビザ種によっては1年ごとに更新しなくてはならなくなる。したがって、『I-94』ではなく『ビザ』の有効期限にあわせるようにしてほしい』と要望を出しているようです。どうなるかはまだ未定ですが、これも見守りたいと思います。とにかく現在、赴任されていらっしゃる方は、この法案施行の前に免許を取得されることをお薦めします。
運転免許試験を受けるために必要な書類
筆記試験を受ける時に持っていく書類です。免許取得はアメリカ生活で一番最初の戦い!しっかりそろえて行きましょう。運免許証、仮免許証、身分証明書の新規発行を申し込むためには、
・『第1証明書類』と『第2証明書類』それぞれから1点か、『第1証明書類』2点のいずれか
・『ソーシャルセキュリティナンバー証明』
・『インディアナ居住証明書類(
)』
が必要です。インディアナ州では他国発行の運転免許は証明書類としては認めていませんので、提示する必要はありません(日本の免許証では証明書とはならない)。
※申込者の名前と正確な住所が第一、第二証明書類に記載されている場合は、その書類がインディアナ居住証明書類としてみなされます。
2006年01月現在、Indiana Bureau of Motor Vehicles:Driver Licenseサイトの『Identification Requirements』によると
第1証明書類 〜この中から1点(もしくは第2証明書類を出さない時は、第1証明から2点提出)
 @以下の期間からのアメリカ出生証明(その機関の押印または印章付)
   ・申込者の出生州の郡政府保健局の人口動態記録課
   ・申込者の出生州の州政府保健局の人口動態記録課
   ・アメリカ国務省
   ・アメリカ領土(米領サモア、グアム、プエルトリコ、米領ヴァージン諸島)英訳要
 A米軍/米国船員の写真付身分証明書
 B有効なアメリカのパスポート
 CINS(移民帰化局)の書類
   ・有効な他国のパスポート(有効なパスポート中のビザおよびアメリカでの滞在期間を示している有効なI-94
    が添付されていること。ただし、カナダ人はアメリカのパスポートには入国するのにビザを必要とせず、このビザの
    要件は免除される)
   ・労働許可証(EAD) I-688B
   ・労働許可証(EAD) I-766
   ・セクション207に避難民のスタンプが押してあるI-94
   ・セクション208に亡命者のスタンプが押してあるI-94
   ・永住者カード(グリーンカード) I-551
   ・暫定I-551スタンプ
   ・暫定居住者カード(グリーンカード) I-688
   ・再入国許可証 I-327
   ・避難民渡航書類 I-571
   ・他、INS書類でBMVがそれを許可するに値するもの

第2証明書類 〜この中から一点(もしくは第2証明書類を出さない時は、第1証明から2点提出)
   ・銀行ステートメント
   ・学校成績証明書
   ・教育機関からの登録確認書
   ・裁判所の書類(申請者の名前に押印または印章付のもの)
   ・領事館発行の身分証明書
   ・政府発行の免許または身分証明書
   ・名前がプリントされたHoosier RX Plan Card
   ・名前がプリントされたHoosier Works Card
   ・インディアナ州裁判所の採決前調査報告書(押印または印章付のもの)
   ・インディアナの銃器所持許可証(有効なもの)
   ・インディアナの専門職の免許証
   ・BMV(自動車免許所)の有効なスタンプが押してあるインディアナ自動車登録申請書
   ・インディアナ自動車所有証明書または登録書(有効なもの)
   ・メディケアカード(老齢者対象の医療保険)またはメディケードカード(低所得者医療扶助制度)
   ・保護監察官のサイン入、運転免許申込者の名前入で押印、または印章付の公簡用紙に書かれた保護監察官の文書
   ・有効な主要クレジットカード、または銀行カード(MC,VISA、アメックス、Discoverに限る)
   ・他州での運転履歴の原本
   ・他州の運転免許証、身分証明書、写真付仮免許証
   ・給与支払書(コンピューターで作成されたもの)
   ・刑務所からの釈放書もしくは写真付身分証明書
   ・学校の成績通知表(発行から12ヶ月以内有効)
   ・学校の写真付身分証明書
   ・Selective Service(兵役)受領書 SSS Form 3A
   ・裁判所が発行したアメリカの離婚証明(押印または印章付のもの)
   ・アメリカでの婚姻申請書/婚姻証明証(公式証明の写し)印章付で裁判所の書記によるサインがしてあるもの
   ・連邦地方裁判所による採決前調査報告書(押印または印章付のもの)

   ・米軍からの開放状、またはDD214離軍状
   ・写真つきのUS Veterans(兵役経験のある人のこと) Universal Accsess ID
   ・政府または州のW-2フォーム(源泉徴収票)、もしくは1099 tax form

ソーシャルセキュリティナンバー証明
インディアナ州法および連邦法により、運転免許証、仮免許証の申し込み全てにソーシャルセキュリティナンバーが必要ですが、未取得者の場合は、「一度もソーシャルセキュリティ番号を取得したことがありません」という意味の、『BMVソーシャルセキュリティ宣誓口述書(Sosial Security Affidavit)』という書類を発行してもらうことにより申請が可能です。

インディアナ居住証明書類
第一証明もしくは第二証明書類一覧の中の書類に、申込者の名前と現住所が記載されている場合、それをインディアナ居住証明書類としてみなすことができます。その他には
   ・申請者の氏名と住所が添付されたFSSA(連邦社会福祉局)からの養育費の為の小切手
   ・新旧住所が記されたアメリカ郵便局からの住所変更確認書(フォームCNL107)
   ・公共料金請求書、福利厚生手当て報告書(60日以内のもの)

    なので、銀行の口座は『夫婦共同名義』、公共料金の明細書に夫婦の名前を入れてもらうなど手続きをしておくと、
    それが証明書になります。
   ・インディアナ州の運転免許証、身分証明書、写真付仮免許証
   ・インディアナ不動産権利書、もしくは課税額査定
   ・インディアナ土地等所有物件調査官の報告書
   ・インディアナ居住宣誓口述書
   ・投票者登録カード
(注意)郵便局の私書箱番号ではインディアナ居住証明書類として認められません。
あとがき

2002年にインディアナの免許取得にソーシャルセキュリティや証明書類の提出が必要との法改正があり、必要書類を書いた時にも思いましたが、2006年01月現在、再びチェックしていてやっぱり思った『こんなものが揃えられたら、苦労しないわ...』、『なんじゃ?コレ(^_^;)』。また、一応全部のせました。その際に、帯同赴任でこられた方も揃えられる可能性の高い書類は太字にしています。

新たに免許を取得しようとされる方は大変でしょうが、頑張ってくださいね。もし行かれたブランチが、あまりいい対応をしてくださらなければ、ちょっと遠くてもCamel、Fishersに行ってみてはいかがでしょうか?英語では思うようにニュアンスが通じず、出鼻をくじかれてへこんでしまうこともあるかもしれません。天と地ほどの対応の違いがある.....というのも、アメリカ。残念ながら事実なのです。例えば、ブランチによっては書類を完璧に揃えていっても、頭から『No.』と言われてしまうこともあるということ。反対に『この書類はいらないですよ(^○^)』と言われるラッキーな場合もあるってことです。

絶対に取れるんだ!

と信じて。ファイトです!!皆様が無事に免許を手にして、アメリカでの生活を快適に送られますことを心より願っています。
アメリカでの生活(表紙)/各州免許情報
情報提供(お名前:アルファベット順)
あやさん、ちーママさん、ジャンママさん
きよみさん、まゆさん、ティナさん、ポン吉さん


『後に続かれる方へ』との温かいご配慮と情報に心から感謝しております。ありがとうございました。